金持ちと貧乏人　その１

2020/10/4 金持ちと貧乏人

貧乏になる人は「小銭を貯める」ことを考え、金持ちになる人は「大金を稼ぐ」ことを考える

貧乏になる人は将来への不安とお金を失う恐れから、お金を貯める方法に意識を向ける。確かに金持ちになる男も貯蓄は大切だと考えているが、世の中の問題を解決し、人々の役に立つことによって大金を稼ぐことを考える。

経済危機が発生すると、恐怖や不安からお金を貯め込んでいる人たちは大きな損失を被り、立ち直るのにかなりの時間がかかる。金持ちになる人も大きな損失を被るが、社会が混乱している中で巡ってくるチャンスに意識を向ける。

貧乏になる人が短期的な利益のために守りに転じるのに対し、金持ちになる人は長期的な成功のために攻めに転じる。貧乏になる人が恐怖と不安を意識して行動するのに対し、金持ちはなる人は豊さを意識して行動する。

自力で財産を築いた人たちは、周到に計算してリスクをとる。なぜなら、たとえ失っても取り戻せると考えているからだ。

貧乏になる人が短期で儲かる投資先をたえず探すのに対し、金持ちになる人は堅実な投資だけをする。基本的に「財産は社会に貢献することにより築くもの」と考えているからだ。

貧乏になる人は、大金を稼ぐために頭を使うことよりも、貯蓄と投資を元に少額の利益を得ることを考える。しかし、クーポン券を集めながら節約して暮らすことに意識を向けるあまり、大きなチャンスを見逃しているのが実情だ。金融危機の最中でも、金持ちになる人は小銭を貯めるという貧乏人の考え方を拒否し、創意工夫をして大金を稼ぐことに労力を傾ける。

あなたはどうだろうか？小銭を貯めることか大金を稼ぐことか、どちらに意識を向けているのか考えてみよう。

現在の財務状況を見れば、自分のこれまでの考え方がわかる。もし、あなたの財務状況がよければ、これまでの考え方を継続すれば良い。しかし、そうでないなら変化を起こすべきだ。