金持ちと貧乏人　その9

貧乏になる人はお金の「心配」をし、金持ちになる人はお金の「夢」を見る

貧乏になる人は絶えずお金の心配をしているのに、お金の重要性を否定する。子供の頃に「お金は大切ではない」という考え方を叩き込まれたからだ。一方、金持ちになる人はこうしたマイナスの信念を排除し、財産を築くことに集中する。大抵の場合、その目的はお金の心配をせずに自由に暮らすことだ。

多くの金持ちは財産を築いたあとでも働き続きける。なぜなら、仕事が大好きだ。その動機が金銭欲であることは滅多にない。彼らはお金にできることに限界があることをよく知っている。

プライベートジェットや高価な美術品を所有する人もいるが、ほとんどの金持ちはそんな贅沢な暮らしをしているわけではない。お金で買えるのはよい暮らしのごく一部であることを知っているからだ。

彼らが求めているのは、金持ちであることによって得られる心の平安だ。それによって平常心を保ち、さらに多くの財産をもたらす新しいアイディアを生み出す。

貧乏になる人は恐怖と欠乏におびえて萎縮している。一方、金持ちになる人は愛と豊かさに溢れて無限の可能性を追求する。彼らは仕事と人生をゲームとみなしていて、経済的成功がさらなる自信を生む。

金持ちの成功要因は知能や学歴が高いことにあるのではなく、若い頃からプラスの信念を身につけていることにある。それが夢と目標に向かって前進する原動力になっているのだ。彼らはお金について夢を見て、それを手に入れ、さらに重要な目標を追求する。心理学者マズローの言う「自己実現」を目指しているのだ。自己実現とは潜在能力を最大限に発揮して自分らしさを追求することである。

金持ちになるアドバイス

お金の心配で浪費しているエネルギーを資産形成に転換しよう。