金持ちと貧乏人 その30

貧乏になる人は「就職」しないとお金を稼げないと考え、金持ちになる人は「卓越した働き」をすればお金は稼げると考える

貧乏になる人は、「学歴を身につければ、良い就職先が見つかる」と思い込んでいる。自主独立の精神を重んじる国で、これは大変不思議な考え方だ。

会社の中で時間通り働き、業績を上げて財産を築く人も確かにいるが、ほとんどの人にとって、これはもっとも安全そうで、実はもっとも非効率な資産形成法だ。

信じがたいかもしれないが、会社に勤めることは事業を起こすことと比べて安全というわけではない。独立すれば自由に事業を選んで収入を増やす方法を見つけることができる。労働時間も思いのままだし、いつでも方向転換することができる。経営陣の気まぐれや社内政治とも無縁だ。

貧乏になる人は、雇用の安定にひかれるが、金持ちになる人は自分の働きだけが安定をもたらすことを知っている。経済的成功を左右するのは、自分がどれだけ質の高いモノやサービスを提供し、どれだけ多くの顧客を確保できるかということだ。

金持ちになる人は自由市場経済の下では安定は存在しないことを知っている。大企業に就職したところで、あまり働かない者たちが繰り広げる労働闘争や人事の駆け引きが企業の競争力を削いでしまう。

貧乏になる人は会社に守られていると思い込んで努力を怠りがちだ。確かに会社で働いて金持ちになる人もいるが、その割合は小さい。財産を築く最も効率的な方法は、独立して働き、自分で給料の額を決めることだ。ところが、貧乏になる人は安定という幻想にしがみついて積極的に行動しないために、なかなか財産を築くことができない。

機械より安定を求める人が多いが、それは死ぬことより生きることを恐れるようなものだ。

ジェームズ・バーンズ(アメリカの政治家)

金持ちになるアドバイス

安定という幻想にしがみついて大金を稼ぐ機会を逃していないだろうか。リスクを検証すれば、事業を起こすことは意外とリスクが小さいことに気づくかもしれない。

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