金持ちと貧乏人 その31
貧乏になる人はお金が世の中に「不足している」と考え、金持ちになる人はお金が世の中に「いくらでもある」と考える
私たちは子供の頃、「金のなる木はない」という格言を聞かされて育った。貧乏になる人はそれがもとで、お金が有限だと思い込んでいる。
一方、金持ちになる人は世の中にはお金が無限にあると考えている。実際、「金のなる木」はいくらでもある。「金のなる木」とはアイディアのことだ。人々の生活には問題がついて回り、創造的なアイディアによって解決する必要が生じる。だから、多くの問題を解決する人ほど金持ちになるというわけだ。
貧乏になる人は、「お金は世の中に不足しているから、稼ぐのは困難だ」というマイナスの信念のもとに行動する。一方、金持ちになる人は「お金は世の中にいくらでもあるから、アイディアによって問題を解決すれば、お金は容易に稼げる」というプラスの信念をもとに行動する。
貧乏になる人は、「お金を貯め込んで、死ぬまで貯金がもつことを祈れ」と教え込まれている。これは世代を超えて伝承されてきた教えだが、そのために貧乏になる人は恐怖と欠乏に怯えながら生きることを余儀なくされている。
金持ちになる人からすると愚かな考え方だが、恐怖に支配されている貧乏人にとっては「安全」と「安定」が最優先課題なのだ。こんな考え方で財産を築ける見込みはまずなく、大抵の場合、墓穴を掘っている。
貧乏になる人は金持ちになることが主に外的要因によるものと考え、金持ちになる人はそれが内的要因によるものと考える。恐怖と欠乏に怯えながら行動して金持ちになる人はほとんどいない。
たとえ金持ちになっても、得たものを失うことを絶えず恐れることになる。幸い、愛と豊かさにあふれた考え方を取り入れれば、その傾向を覆すことができる。お金は問題解決のアイディアに向かい、アイディアは無限にあるのだから、お金も無限にある。この考え方を意識に定着させて行動すれば、夢のような繁栄を実現することができる。
金持ちになるアドバイス
望むだけのお金を稼ぐ能力が自分にあると確信できないなら、その理由を探ってみよう。