ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)2021年4Q決算

ジョンソン・エンド・ジョンソン、本決算は10.4%増収172.5%増益

1月25日(現地時間)、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>は4Qの決算を発表した。主な業績は以下の通り。

四半期業績 (4Q)

4Qの業績は増収増益。
売上高:対前年同期10.4%増の248億ドル
(アナリスト予想の253億ドルを1.9%下回る)

純利益:前年同期の2.7倍となる47.4億ドル
(アナリスト予想の56.6億ドルを16.3%下回る)

1株当り利益:1.77ドル。前年同期の水準から1.12ドル増加
(アナリスト予想の水準を0.25ドル下回る)

通期業績 (12か月)

当会計年度の通期業績は増収増益。
売上高:対前期13.6%増の938億ドル
(アナリスト予想の944億ドルを0.7%下回る)

純利益:対前期41.9%増の209億ドル
(アナリスト予想の263億ドルを20.6%下回る)

1株当り利益:7.81ドル。前期の水準から2.3ドル増加
(アナリスト予想を1.31ドル下回る)

ジョンソン・エンド・ジョンソン 2021年4Q決算の感想

マイクロソフトと並ぶ超優良企業のジョンソン・エンド・ジョンソン。売上・利益とも過去最高だと思いますが・・アナリスト予想を1株利益以外はほとんど超えることができず、正直微妙な決算だと思います。

ただ、JNJは歴史のあるエクセレント・カンパニーなので決算のミスは意外と許されますねw

次年度以降のガイダンスは、アナリスト予想を超える見込みのようなです。
今後も配当貴族株として長期保有し、粛々と配当を積み上げていくのがいいかと思います。ただ、現状のPER23倍、配当利回り2.3%は金利上昇の今は少し高い気もしますね。

▼ガイダンス
通期売上:989-1004 億ドル(予想:977.6 億ドル)
通期利益:1 株利益(調整後):10.40-10.60 ドル(予想:10.32 ドル)

米ジョンソン&ジョンソンが会社分割 消費者向けを分離

【ニューヨーク=野村優子】

米日用品・製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日、日用品や市販薬を含む「消費者向け部門」と、処方薬や医療機器などの「医療向け部門」の2事業に分割すると発表した。多角化によって企業価値が抑えられる「コングロマリット・ディスカウント」を避け、事業の専門性を高める狙い。

アレックス・ゴースキー最高経営責任者(CEO)は同日の声明で

「今後数十年にわたり価値を提供するため、事業を継続的に進化させる必要がある。消費者向けの分離は、患者や消費者、医療従事者へのサービス提供を加速させ、高い収益性と成長を促進する最善の方法だ」と述べた。

分割が伝わった後、J&J株は時間外取引で一時5%超上昇した。

日経新聞
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