コカ・コーラ (KO) 2021年4Q決算

コカ・コーラ、本決算は9.9%増収65.8%増益
2月10日(現地時間)、コカ・コーラ<KO>は4Qの決算を発表した。主な業績は以下の通り。
四半期業績 (4Q)
4Qの業績は増収増益。
①売上高:対前年同期9.9%増の94.6億ドル
(アナリスト予想の89.9億ドルを5.3%上回る)
②純利益:対前年同期65.8%増の24.1億ドル
(アナリスト予想の18.2億ドルを32.3%上回る)
③1株当り利益:0.56ドル。前年同期の水準から0.22ドル増加
(アナリスト予想の水準を0.15ドル上回る)


通期業績 (12か月)
当会計年度の通期業績は増収増益。
①売上高:対前期17.1%増の387億ドル
(アナリスト予想の381億ドルを1.4%上回る)
②純利益:対前期26.1%増の97.7億ドル
(アナリスト予想の99.3億ドルを1.6%下回る)
③1株当り利益:2.25ドル。前期の水準から0.46ドル増加
(アナリスト予想を0.1ドル上回る)


コカコーラ2021年4Q決算の感想
コロナ禍でポートフォリオの中で一番心配だったコカコーラ。配当があるので株価の下落耐性は強いと思いましたが・・株価の戻りはデジタル系の企業と比較すると緩やかですね。
決算の中でジェームズ・クインシー最高経営責任者(CEO)のポイントは以下となります。
自宅外での販売がパンデミック以来初めて 2019 年の水準を上回ったが、
22 年は完全に 19 年 の水準に戻れるわけではない。
コカ・コーラは値上げを進めてきたが今後もコスト上昇とのバランスを
見ながら値上げを実施する
売上は、2019年レベルまで戻りつつあるがコスト・インフレも起こりつつあり、今後商品価格の値上げの必要性があると考えているようです。
コカコーラは元々商品単価(価格)が低いためインフレには強い株と言われています(バフェットも言っている)。
さて今後の見込みですが・・
今後も5〜6%程度の成長率で売上高を伸ばしていく見込みとのことです。インフレにも強いコカコーラはバフェットも保有するピカピカの銘柄です。
2000年台は株価の伸びがイマイチでしたが、長期投資家は約3%程度の配当及び増配を楽しみながら今後もガチホしていれば報われる銘柄だと考えます。