金持ちと貧乏人 その28

貧乏になる人はお金に対して「安全策」をとり、金持ちになる人は周到に計算して「リスク」をとる

貧乏になる人は恐怖に怯えて行動するから、お金についてとても用心深くなる。彼らが抱いている恐怖とは、「一旦お金を失うと取り戻せない」というものだ。

金持ちになる人はお金を使ってさらに多くのお金を引き寄せる。この戦略のリスクを考慮し、大きな利益を得る半面、途中で損失をこうむることを覚悟している。どの投資家も時折損失を被るが、金持ちになる人は逆境を乗り越えて稼ぐことができると確信している。

経験を積んで賢くなり、ハイリスクの取引で失ったお金を取り戻す。リスクに伴う危険を理解しつつ、資産を増やして豊かなライフスタイルを実現するための機会を探し求め、機関車のように力強く前進する。

貧乏になる人にとっては「安全」が、金持ちになる人にとっては「レバレッジ 」がモットーである。前者はお金を失うことを心配して夜も眠ることができず、後者は可能性を夢見ながらぐっすり眠る。

金持ちになる人は科学者のように投資について研究し、貧乏になる人が見落としていることに目を付ける。それが「よい投資」と「悪い投資」の違いを生む。

貧乏になる人は奴隷のように働いて退社時間を待ちわび、週末のレジャーを楽しみにする。一方、金持ちになる人はアイディアと人材を活用し、お金を投資してさらに資産を増やす。

セーフティーネットの外で冒険をする機会は毎日のように訪れる。安全策を取る方がはるかにたやすいが、資産を増やすには時にはリスクを取らなければならない。その戦略が功をそうすれば、莫大な報酬を手にすることができる。

ドナルド・トランプ(アメリカの実業家・不動産王)

金持ちになるアドバイス

周到に計算してリスクをとり、新しいベンチャーや投資、共同事業に挑戦しよう。自分の判断を信頼すれば、ますます自信が湧いてくる。

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