金持ちと貧乏人 その36
貧乏になる人は誰かに「救出される」のを待ち、金持ちになる人は自分で「道を切り開く」
貧乏になる人は、いつか誰かによって発見され、救出され、金持ちにしてもらえると心の中で思い込んでいる。
まるで運動不足と食べ過ぎで肥満している人が、自分をスリムな健康体にしてくれる夢の新薬をじっと待ちわびるようなものだ。
貧乏になる人は、誰かがもうすぐ助けに来てくれると信じているが、金持ちになる人は誰も救出に来てくれないことを知っている。
充実した人生を送りたいなら、自分で道を切り開いて成功を勝ち取るしかないからだ。基本理念は「自助努力」と「自己責任」である。
金持ちになる人は歳をとってから政府や家族の世話になることを期待していない。誰かに何かをしてもらうのを待つのではなく、自分から積極的に何かをするのが彼らの特徴だ。
幸いなことに、努力すればするほど、支援してくれる人がたくさん現れる。
自力で財産を築いた金持ちは、野心に燃えて成功を目指して頑張っている人に共感を覚え、正しい方向に進むための力になりたくなるからだ。
自分が金持ちになる前に苦労した頃を思い出させる人に親近感を抱き、熱意と粘り強さに心を打たれ、支援の手を差し伸べたくなるのである。
財産を築く過程では、最初こそ自分で努力をして道を切り開く必要があるが、それ以降は多くの成功者の助けを借りながら前進しつづけることができる。
その違いは、貧乏になるひとが何もせずに初めから誰かの助けを期待するのに対し、金持ちになる人は誰の助けも期待せずに自分で積極的に行動することだ。
要は、一生懸命に努力すればするほど、結果的により多くの助けを得ることができるということである。
自力で財産を築いた人というのは、誰の助けも期待せずに自分の力で夢を追い求めようと奮起した人という意味で、実際には途中で多くの人の力添えを得て成功している。
金持ちになるアドバイス
自分の未来を切り開くために責任を持つ決意をしよう。