金持ちと貧乏人 その32

貧乏になる人はお金を「武器」だと考え、金持ちになる人はお金を「道具」だと考える

貧乏になる人のマイナスの信念をもう一つ挙げると「お金は人々を支配し、操作するために使われている」というのがそうだ。確かにそれが真実であることを証明する根拠はたくさんある。権力に関係するものと同様、お金が「武器」として使われることはよくあるからだ。

例えば、政治の世界ではお金が影響力を左右するし、マーケティングではお金でモノやサービスに対する需要をかき立てることができる。

このように、お金が乱用されがちなのは事実だが、それはお金そのものの問題というより、お金を使っている人間の問題だ。お金は良いモノでも悪いモノでもなく中立的である。人々を傷つける使われ方をすることもあれば、人々を救う使われ方をすることもある。

つまり、お金は単なる道具なのだ。善良な人がお金を持てば、人々の生活を向上させたり、自分と自分の家族のために無限の機会を創造したりするためのお金が使われる。

金持ちになる人はお金を無限の可能性を創造するのに不可欠な「道具」とみなすが、貧乏になる人はお金を悪魔のような「武器」とみなし、その重要性を否定する。

こんな考え方をする限り、ほとんどの人が金持ちになれないのも当然だ。まるで「運動が悪だ」と自分に言い聞かせながら、健康のために体を動かそうとするようなモノだからである。

ほとんどの人は人生というゲームで勝たないように自分に言い聞かせて自滅している。その結果、お金についてプラスの信念を持っている人が勝つ確率がさらに高くなる。これこそ、豊かな人がますます豊かになる理由である。

金持ちになるのに非凡な才能は必要ない。考え方を変えて行動を起こしさえすればいいのだ。貧乏人は金持ちになるには才能や運が必要だと思い込んでいるが、「金持ちになれるという信念」と「積極果敢に挑戦する勇気」があれば誰でも金持ちになることができる。

金持ちになるアドバイス

金持ちになりたいと思う最大の理由を5つ列挙しよう。

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