ヴィーバ・システムズ (VEEV) 2021年4Q決算

ヴィーバ・システムズ、本決算は22.4%増収-5.7%減益
3月2日(現地時間)、ヴィーバ・システムズ<VEEV>は4Qの決算を発表した。主な業績は以下の通り。
四半期業績 (4Q)
4Qの業績は増収減益。
①売上高:対前年同期22.4%増の4.9億ドル
(アナリスト予想の4.8億ドルを1.1%上回る)
②純利益:対前年同期5.7%減の9710万ドル
(アナリスト予想の1.4億ドルを32.7%下る)
③1株当り利益:0.6ドル。前年同期の水準から0.04ドル減少
(アナリスト予想の水準を0.06ドル下回る)


通期業績 (12か月)
当会計年度の通期業績は増収増益。
①売上高:対前期26.3%増の18.5億ドル
(アナリスト予想の18.5億ドルを0.3%上回る)
②純利益:対前期12.5%増の4.3億ドル
(アナリスト予想の6億ドルを29%下回る)
③1株当り利益:2.63ドル。前期の水準から0.27ドル増加
(アナリスト予想を0.06ドル下回る)


ヴィーバ・システムズ 2021年4Q決算の感想
SAAS系のシステム会社ではピカピカの決算を続けていたVEEVAですが、2021年の決算は、売上は予想を超えたものの、利益・1株利益ではアナリストの予想を超えることが出来ずに株価は下落。
ただ、VEEVAはセールスフォースをベースに構築された業界特化型のCRMシステム。ライフサイエンス業界(?)いわゆる医療系のシステムではグローバルで独占状態だと思います。
コロナ禍で逆風が多少あったと思いますが既に黒字化もしている会社なので次の決算では挽回してくれると信じたい。ジャジーK的には長期保有するに値する素晴らしい会社ですし、前年同期比では成長を継続していますから引き続き保有して資産構築できればと考えています。
余談ですが、CEOはセールスフォースCEOのマーク・ベニオフの右腕だったと『ベンチャーキャピタリスト 世界を動かす最強の「キングメーカー」たち』に記載がありました。この本も米国株のIPO銘柄への投資をする人は必読です。