金持ちと貧乏人 その16
貧乏になる人はお金を「感情的」にとらえ、金持ちになる人は「論理的」にとらえる
ほとんどの人はお金に対するマイナスの信念のためにあまり稼ぐことができない。その信念に力を与えているのがネガティブな感情である。
貧乏になる人が大人になる頃には、お金に関するマイナスの信念をたたき込まれて洗脳されているため、経済的に苦しい一生をほぼ確実に送ることになる。子供も大人もお金に関するネガティブなメッセージを何度も聞かされ、それがマイナスの信念となって行動を規定するのだ。周囲の人は善意でアドバイスをしているのだが、そのために本人は生涯にわたってお金で苦労する羽目になる。
お金に対してマイナスの信念を持つ人が、プラスの信念を教えることはできない。言い換えると、あくせくしている人がゆとりのある生活を送る方法を教えることは出来ないと言うことだ。
要するに、貧乏人は金持ちになる方法を教えることができないのである。論理的に考えると、それはあまりにも明らかだ。
ネガティブな感情を交えずにお金について考えることができる人はわずかしかいない。お金に関する限り、貧乏になる人はネガティブな感情で凝り固まっているからだ。教育を受けた知的で分別のある人でも、お金のこととなるとたちまち恐怖と欠乏に怯える。
一方、金持ちになる人はお金について論理的に考え、明晰に物事をとらえる。お金が自由と機会をもたらす有益な道具であることを知っている。お金は幸せとはほとんど関係ないが、人生というゲームの中でもっとも重要な道具の一つであることを理解している。
心理的制約がないので、潜在能力を存分に発揮して大金を稼ぐ。お金について考えるときは、ネガティブな感情を交えずに論理的に考えることができる。
金持ちになるアドバイス
お金の戦略を練るときには論理を駆使し、ポジティブな感情でモチベーションを高めて実行しよう。