金持ちと貧乏人 その15
貧乏になる人は「支出」について心配し、金持ちになる人は「投資」について考える
貧乏になる人は収入を超えた生活をしがちである。浪費家と言うわけではないが、収入がとても少ないので、それなりの暮らしをするためにあり金を使い果たさざるをえないのだ。彼らにとってさらに不満なのは、ファイナンシャルアドバイザーに「もっと支出を切り詰めなさい」といつも注意されることだ。これは健全なアドバイスだが、凡人の発想である。
金持ちになる人は、心配せずに良い生活を楽しむために、収入を大きく増やして財産を築くことを考える。この方法なら金持ちの仲間入りをして、残ったお金を株や債券、不動産、美術品などに投資することができる。
金持ちがますます金持ちになるのは、世の中には「解決すべき問題」という形での豊さの種が溢れているのを知っているからだ。自由市場経済の下では、解決策と引き換えに金持ちになることができる。解決する問題が大きければ大きいほど、世の中は大金を用意してくれる。
アイディアで恩恵を受ける人が多ければ多いほど、大金を得ることができるからだ。投資するお金が多ければ多いほど、眠っている間でも利益を得ることができる。こうして金持ちはますます豊かになる。
金持ちは、資産を活用して1日24時間絶えずお金を稼ぐ方法を知っている。と言っても、全財産を投資しているわけではない。手持ちの資金がふんだんにあるので、投資に回すお金がたくさん残っているだけだ。支出の心配に意識を向けるより、もっと稼いでその1部を投資し、残りをいつでも使えるようにすることに意識を向けるべきである。
老人は若者に「貯金しろ」とばかり助言をするが、それは悪いアドバイスだ。小銭なんか貯めようとせずに、自分に大きく投資したほうがいい
ヘンリー・フォード(アメリカの実業家、フォードモーターの創業者)
金持ちになるアドバイス
これからの2年から5年で収入を倍増させよう!方法はまだ分からなくてもいい。とにかくその決意をすることが第一歩だ。