金持ちと貧乏人 その11

貧乏になる人は「金持ちは卑怯で打算的だ」と考え、金持ちになる人は「金持ちは正直で戦略的だ」と考える

金持ちは卑怯で打算的で、貧しさが名誉の勲章だと言う考え方が、何世代にもわたって受け継がれてきた。この思想の源流を遡ると、「金持ちが神の国に入るより、楽だが針の穴を通る方がまだ優しい」と言う聖書の教えにたどり着く。

この一節を文字通り解釈することで、世界でもっとも裕福な組織であるカトリック教会は、法王を極貧の下僕と公言し、人々に寄付を呼びかけてきた。これは私の見解ではなく歴史的事実である。

この巧みな心理操作は伝統として現代にまで引き継がれている。豪邸に暮らしてプライベートジェットで世界各地を飛び回る伝道者が、貧乏人を救済する名目で聖水を売っているのだ。こんなことができるのは、貧しさが美徳であり、家賃を払えなくてもなけなしのお金をはたいて教会に寄付すべきだと言う信念が、貧乏人の間に浸透しているからだ。

金持ちになる人は自分を正直で戦略的だと考え、財産を築きたいと言う願望を堂々と語る。ただし、彼らは卑怯なやり方には興味がなく、正当なやり方で社会に貢献して資産を増やすことを目指す。

金持ちになる人はこの戦略で目標に集中し、猛烈な勢いで前進する。

貧乏になる人は金持ちをあざけり、自分が拝金主義に染まっていないことを誇りに思いつつ、借金地獄に陥って将来への希望を持てずに苦しんでいる。一方、金持ちになる人はお金に対して懐疑的な見方をする人々を無視し、経済的自立と資産京成の道を歩みつづける。

富は人間の思考の所産である。

アイン・ランド(アメリカの哲学者)

金持ちになるアドバイス

自分の資産形成の戦略を見直し、稼ぐ能力を最大限にしよう。

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