第8回:プロが選ぶ投資信託は危ない?!初心者はインデックファンドがおすすめ

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プロが運用する投資信託はほとんど市場平均に勝てない

前回、株式運用初心者に向けての投資手法「第7回:初心者でも知っておきたい3つの株式投資方法」はお楽しみいただけたでしょうか?その際、インデックスファンドについていきなり記載してしまったので今回はインデックスファンドから説明をしましょう。

インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、株価指数(インデックスとよぶ)に連動した値動きをするように設計された投資信託(ファンド)のことです。具体的に日本で例えるなら東証株価指数や日経平均株価といった株価指数を構成するすべての株式(会社)に投資したのと同じことになります。

東証株価指数とは
通称「TOPIX(トピックス)」。東証1部に上場する全株式銘柄の時価総額の増減を表したもの。Wikipediaによると1968年1月4日を100としてスタートしているんですね。2015年2月2日で1408なので時価総額が14倍に増加しているんですね。

 

日経平均株価とは
通称「日経平均もしくは日経225」。東証1部の銘柄の株式のうち代表的な225銘柄を日本経済新聞社が選出し平均化したもの。アメリカのダウ平均株価を参考にした指数ですね。

東証株価指数は東証1部上場企業すべてが構成銘柄なのでTOPIX連動のインデックスとは、東証1部市場そのものという認識でいいと思います。

 

プロが運用する投資信託はインデックスにほとんど負けている

インデックスファンドについて理解が深まりましたでしょうか?

次はプロのファンドマネージャが運用する投資信託との比較をみてみましょう!ちょっと古いですがバートン・マルキール著「ウォール街のランダムウォーカー」という名著からの引用です。

インデックス比較表

上記表で記された割合は、インデックスファンドに負けた比率です。10年を超えると負けが70%以上ですね。

はっきりいってプロの運用する投資信託は株価指数(インデックス)に負けているんです。色々な書籍にかいてあることなのですが、株式市場の大部分はプロの投資家が運用するファンドで構成されており、プロの運用する株式をすべて足し合わせるとほぼ市場そのものになってしまうんです。

そのプロが市場に勝つには、ようするに自分自身に勝たなければならないということになり、株式市場のプロ全員が市場に勝つことは理論上不可能なんですよ。(難しいければ覚えておくだけで大丈夫です)

ちなみにプロは高い給料をとりますから、ダイレクトに給料分がコストとして跳ね返ってきます。当然、投資信託の運用手数料として計上されますので、この手数料分は確実にインデックスファンド(市場平均)に負けてしまうという訳です。

 

ちなみに藤沢数希著「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方 」では次のように爽快に記述してあります。

ランダムに銘柄を選んで投資した場合、インデックスに勝つ確率と負ける確率はほぼ半々です。実はプロ集団の運用成績を平均化すると、サルがダーツを日経新聞の株式欄に投げてランダムに銘柄を選択して投資するよりも悪いのです。 

ということで株の初心者は何も心配せずインデックスファンドに投資して複利効果を味方に運用するのがベストです。

ただ、ひとつ追記しておくと私個人的には世界市場のインデックスファンドに連動する商品がよいと思います。日本は高齢化社会だし、今後、人口減少が見込まれていますし・・。

さて、最後にウォーレン・バフェットから最高のアドバイスを。

 

ほとんどの投資家にとって、株を保有する最善の方法は、手数料の低いインデックス・ファンドに投資することです。そうすれば、手数料やコストを差し引いた後でも、ほとんどの運用機関を上回る成果をあげることができるでしょう。

 

どうですか世界一の投資家もこういっていますよ、安心できましたか?!

 

まとめ

インデックスファンドとは市場全体へ投資することができる投資信託(ファンド)である

プロの運用する投資信託はインデックス運用にほとんどが勝つことができない。

株の初心者は、世界一の投資家バフェットもインデックスファンドを買うべきとおすすめしている

 

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