第14回:個別株投資方法 理解できる会社にのみ投資する
自分自信が理解できる会社・事業にのみ投資する
「第12回:投資初心者向け個別株投資へのおすすめ投資方法」にて米国株とくに株価指数に選ばれているブランド力のある企業から選ぶのをおすすめしましたが今回はより具体的に踏み込んで見たいと思います。
まず、おさらいですが、これまでに何度か書いたように賢明な投資家は短期的な利益を追うのではなく長期的なスタンスで投資に向き合う必要があります。
なぜなら投資ファンドをはじめ大部分の投資家は、短期的な利益を追求しているため、そのような短期志向の投資家とは違うスタンスで取り組む必要があります。これは投資の神さまウォーレン・バフェットの投資方法が歴史で証明してくれています。
長期的な企業を投資先として選ぶには、投資先の企業について理解しておかないと必ず株価が下がった場合に不安になり売却する羽目になります。
これは株式投資初期に私も経験しました。ヤフー掲示板やネットの情報などで良さそうな情報に触れ試しに買うとか雑誌の推奨銘柄を信じて買うとか・・今思えば愚かな行為でした。
バフェット流の投資方法を知ってからは、企業のオーナーになったつもりで株式を保有しているのでリーマンショックのような大暴落時にも1株も売ることなく過ごすことができました。
これは投資先企業について以下の3つを満たしていることを確認・理解して投資しているからです。
- シンプルでわかりやすい事業の会社
- 安定して利益を上げている会社
- 将来の見通しが明るいと思える会社
シンプルでわかりやすい事業の会社に投資する
シンプルでわかりやすい事業の会社とは株主が何をやっている会社なのかを理解できるということです。言い換えるなら「自分が理解できる会社の株を買いなさい」ということです。
ウォーレン・バフェットもこの理解できる(評価できる)会社の株式のみ投資を行うことで成功しています。
バフェットは、マイクロソフトのビルゲイツ会長と昔から友人ですが当時からハイテク株(IT系)は理解ができないからという理由で1株も購入しなかったそうです。投資の神ですら能力の範囲を守っているのですから我々一般人はなおさらだと思います。
※なお近年、IBMの株式を購入していますがこれはIBMがバフェットの能力で理解できたということのようです。
最後に繰り返しますが長期的な成功をつかむには重要なことなので再度以下を心に刻んでください。
自分が理解できない会社の株は買わない。
自分が理解できるシンプルでわかりやすい事業の会社に投資する!
「もっとも重要なことは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまできちんと決められるかです。
自分の輪がカバーしている範囲をきちんと理解していれば、投資は成功します。輪の面積は人の5倍もあるのに境界があいまいという人よりも、裕福になれるのです」By ウォーレン・バフェット