【コラム】お金持ちの共通点『金持ちは1セント玉を拾う』

コラム:1セントを拾う

世界一の投資家ウォーレン・バフェットもそうですがお金持ちに関する共通する重要なことは、コスト意識の高さ、いわゆる節約

本物のお金持ちはやはり『節約』を重要視しています。投資運用成績云々の前に投資家は常にコスト意識および節約を心がけるべきですね。

既に紹介している資産形成の方程式で言えば、支出をコントロールするということです。詳細は『第2回:知っていますか?初心者の資産形成 黄金ルール』などをご覧ください。

さて、今回はそんな節約に関するコラムを『決定版 1000ドルから本気でやるアメリカ株式投資―長期資産形成!いま、原点からの戦略』よりご紹介しましょう。

 

金持ちは1セント玉を拾う

先日近所を散歩中、前から60代のいかにも裕福な紳士然とした人がやってきました。ところがふと立ち止まってかがみ込みましたので、靴ひもでも結び直すのかなと思いきや、落ちていた1セント玉を拾い上げたのです。

金持ちになるにはこうじゃないとなぁと思いました。

数年前ロサンゼルスの本屋で俳優のダスティン・ホフマンを見かけたことがあります。ホヤホヤの髪の毛で冴えない格好をしてましたから、私以外は誰も気づかなかったようです。

なぜ私が気づいたかというと、すぐ横にいたのもありますが、彼、たかだか7ドルほどの小さな本を手にしては戻し、また手に取っては返すということを何度も繰り返していたからなのです。

この人そんなに迷うなら、安い本だし買ってしまえばいいのに』と思ってよく見るとダスティン・ホフマンだったのです。

ケチだから金持ちになったのか、金持ちだからケチなのか知りませんが、
この2つには関連があるのだけは確実のようです。

会社の社長もケチな方がいい

ウェルズ・ファーゴの会長リッカルト氏は役員の1人がオフィスのためにクリスマスツリーを買おうとしているのを聞いて「自分のポケットマネーで買え」と言ったそうです。

CBSの社長となったマイケル・ジョーダン(たまたまシカゴ・ブルズのあのマイケルジョーダンと同姓同名です。ちなみにこっちのジョーダンはサングラスのOakleyの役員に加わっています。関係ないですがゴルフのフレッド・カプルスはAshworthの役員です。)は、ランチは道を1本隔てたところにある自宅へ戻ってとるそうです。

彼は『自分の会社の株価が上がらないのが最も気に食わない』とするモーレツ社長でコスト削減の鬼です。このような会社や社長がいる会社が上がらないはずはないです。

リッカルト氏の発言を聞き及んだウォーレン・バフェットとその相棒チャーリー・マンガーは、ウェルズ・ファーゴ株を買い増ししました。そのウォーレン・バフェットも負けてはいません。株主総会の会場となったビルのエレベーターの中に落ちていた10セント硬貨を拾い上げて、こう言います。

これは次の1ビリオンダラーのはじまりだよ』と。

そんな話を聞くにつれ、私も道に落ちているお金は1セントでも拾うようにしました。先日、横断歩道の真ん中でアスファルトにめり込んでいる10セント硬貨をなんとか取り出そうとして、危うく車に轢かれそうになりました。それ以来、道の真ん中でコインを拾うときには車に気をつけるようにしています。

 

どうでしょうか?企業の社長やあのバフェットでさえも落ちているお金は拾うような話もあるんですね〜。確か、ウォーレン・バフェットもコスト削減に取り組む姿勢を傘下のCEOにも常に期待していたと記憶しています。

われわれ普通の投資家も常にコスト意識は持っておきたいですね。

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