第9回:初心者もカンタン!インデックファンドで国際分散投資

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インデックスファンドで世界市場の成長へ投資

株式投資の初心者には、インデックスファンドによる長期投資が簡単で有効だとお話してきました。詳細は「第8回:プロが選ぶ投資信託は危ない?!初心者はインデックファンドがおすすめ」をご覧ください。

ただ、インデックス投資は日本の株式市場だけに限った話じゃないんですよ、具体的には世界市場へ投資する必要性を記載していなかったので今回お伝えします。

世界全体のインデックスに投資するのが理想

これまで資本主義経済は拡大再生産すると述べてきました。乱暴に言うと、時間がたてば拡大して膨らむような経済の仕組みなんですよ。

ということで、長期的には株式の価値は上がっていくもの!と私は考えています。

信じられませんか?でも世界の人口はずーっと増え続けているので当然様々な需要は増えていくんじゃないでしょうか~。あっ、日本では人口減っていますが(笑)

すべての企業の価値が上がるという訳ではなく、世界全体の市場が拡大していく

これをふまえると世界市場全体への投資すること(世界のインデックスファンド)が初心者にとっても理想的だと思います。

ちなみに橘玲著臆病者のための株入門 (文春新書)」によると、

「経済学的にもっとも正しい投資法」とは、世界市場全体に投資することなのである。そこでこれを「世界市場ポートフォリオ」と名付けよう。・・(中略)・・世界の株式市場における時価総額の比率に応じてそれぞれの国のインデックスを保有すれば世界市場ポートフォリオは完成する。

2005年の時点では、米国市場は約50%、日本市場・ロンドン市場・ヨーロッパ市場15%、その他5%となっています。

ファイナンス理論では上記が正しいのでしょうが私個人は米国市場だけでも十分ではないかと思っています(笑)

そんなインデックスファンドがあるのという声が聞こえてきそうですが、ネット証券でも世界市場に投資できる銘柄がちゃーんとありますのでご自分で探してください!なお、賢明な投資家たるもの手数料には十分注意を払ってください。

ちなみに、私は自分の子供へ頂いたお祝い金などを未成年口座にて複利運用しています。0歳の娘も「iシェアーズ 米国超大型株ETF(S&P100)」をSBI証券にて年に1度購入し、結婚するまで長期投資にて運用しプレゼントしたいと思っています。

 

海外資産の割合と為替リスク

実は先にあげた「臆病者のための株入門 (文春新書)」は結構私の好きな本で非常に勉強になりました。これまでバフェットやグラハムの本を読んでおりましたが、橘さんのクールな書き方は非常にわかりやすく初心者にも超おすすめです。

実はこの本にも書いてあるのですが、海外資産の保有すべき比率は適当に決められるのではなく、ファイナンス理論上は各国の市場規模(時価総額)と同じ比率で保有するのが最適とのこと。

細かい説明は省きますが、日本人の場合日本市場が15%程度の時価総額なので残り85%は海外資産を保有するべきだという理解で問題ないです。

ちなみに普通の日本人はほぼ100%を円建ての資産(定期預金など)で保有しますがこれってよく考えると怖いと思いませんか!?

だって円の価値が今は高いですが、今後人口が減って国力が落ちれば円の価値は減少しそうじゃないですか?!そうなると円安がすすみ資産は減りますよ〜。そういった意味でも円(Yen)資産だけではなく海外資産ももってリスクを分散するのは賢明な判断だと思います。
 

日本人は海外資産を85%程度を保有すべし

 

ちなみに私も投資先はすべてドル建てで資産の約90%保有しています

当然、為替リスクはあると思いますが、円(Yen)にすべてを賭けるよりは世界で一番利用されているドルの方がより信用できると私は考えています。

また私の持ち株であるGoogle、Apple、コカコーラなどグローバルな会社はドル安(円高)になると利益が増えることになりますので株価があがり為替リスクも相殺し、すっ飛ばすと信じています。

為替リスクが怖いとか周りで言っている人もいますが、大体そういう人に限って海外資産は持っていないんじゃないかと思ったりしています。

もしくは私が勘違いもしくは狂っているだけですかね(笑)

だいぶ長くなりましたが、S&P500株価指数の時系列グラフを最後にご紹介します。私の生まれた1975年ぐらいに投資していると市場自体が2523%まで拡大しています。

sp500long

これだけの値上がりがあれば為替リスクなんは気にしなくても大丈夫じゃないでしょうか。日本に限定して、このチャンスを逃す方がもったいないとは思えないですか~?!

過去の結果でしかないですが株価は長期的に上昇していくのは資本主義の性質上間違いないんじゃないでしょうか。ではまた次回。

まとめ

日本のインデックスだけではなく、世界市場のインデックスファンドへ投資を検討しよう

世界全体の株式市場を合計したものは長期的に価値が上がっていく、ハズ!

日本人は海外資産を85%程度保有し、為替リスクも過度に恐れる必要はなし

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